地球温暖化の対策

 日本では人類活動に伴い排出される温室効果ガスの約9割がCOであり、その9割程度が石油等の化石燃料に使用によるものである。
温室効果ガスの排出は、大半が日本の産業活動に起因している。特に二酸化炭素の排出はエネルギー需要に左右される面が大きく、このため、産業界における徹底した省エネやエネルギー転換などが進められ、これからもより積極的な対策が期待される。政府はこうした活動を支援し、さらに自然エネルギー利用などを促進するため、経済的なインセンティブの導入などを積極的に推進しようとしている。石油などの化石燃料の使用の制御[特に車は輸入石油の45%に値する、森林などの吸収源の保全が重要となる。
 一方、日本経済を根底で支えているのは私たち国民の一人一人であり、温暖化を防止するためには、私たちのライフスタイルを変革することが不可欠となる。できるだけ不要なものを買わず、大事にものを使い、再利用やリサイクルを心がけることは大変重要なことです。また、節電をしたり、外出時の車利用を自転車や公共機関に切り替えたりする努力も必要です。要は、生活の中でできる限り資源・エネルギーの無駄使いを排除し、再利用やリサイクルを推進していくことが、循環型社会を構築し地球温暖化を防止する基本となる。