光化学スモッグとは

 大気中に排出された自動車の排出ガスやエ場の煙の中には、炭化水素や窒素酸化物が含まれている。これらの物質は、大気中で太陽の強い紫外線を受け、光化学反応と呼ばれる現象を起こす。その時にできた「光化学オキシダント(OX)」などにより特殊な気象条件になったとき、白くモヤがかかった様になる。この状態を「光化学スモッグ」と呼ぶ。

 光化学オキシダントの1時間値が「光化学スモッグ注意報」の発令基準である0.12ppm以上となり、かつ、この状態が継続すると判断される場合には、都道府県知事は、大気汚染防止法第23条に基づき光化学スモッグ注意報を発令し、注意を呼びかけるとともに、大規模工場・事業場に対しては大気汚染物質排出量の削減を要請(緊急時措置)。
 光化学オキシダントは、代表的な大気汚染物質の―つとして、大気汚染防止法で監視の対象となっている。